代表挨拶

10数年前までM＆Aには馴染みもなく、企業経営に関わる自分としても他所の世界のことだと思っていましたが、ここ数年来極めて身近で喫緊の課題であると身をもって認識いたしました。

最近、日本国内ではM＆Aが急速に増加しています。その理由としては、後継者不足や経営者の高齢化などの社会を取り巻く環境の変化によるものが大きいと考えられます。

売り手企業からすれば、会社を売ることで、自社が長きにわたって築き上げてきた価値を次世代に引き継ぐことができます。一方で買い手からすれば、新たな価値を取り入れることで、これまでとは違った方向に発展することができます。

とくに地方では後継者難の企業が多く、私自身は備後地区を本拠地としていますが、企業経営者からそうした相談を受けることが多々あります。

非上場企業の中小・零細企業にとってもM＆Aは欠かすことのできない経営戦略になりつつあります。地方エリアの中小企業こそM&Aを行う意義があると考えています。

超高齢社会とはいえ、高齢者も第一線で活躍する時代でもあります。昭和・平成生まれが手を携え新しい一歩を踏み出し、さらには令和に手渡し、地域の産業社会に貢献し、他国にも大都市にも負けず、日本を取り戻すために精進していきます。

幸い、私には志高い仲間がおり、力を合わせて次代の若手に繋ぎ、足跡を残していければ幸いと思った次第です。